2021/02/15 15:17
今年のバレンタインデーは日曜日にあたり、緊急事態宣言下の大阪でも例年に比べればかなり少ない人手ではありましたが、週末、デパートのチョコレート売場はそれなりに賑わい、売り切れた商品も数多くあったようです。
バレンタインデーの由来には色々とあるようですが、St. Valentine(聖ウァレンティヌス=ヴァレンタイン)と言う聖人のお名前から来ているのは確かです。
古代ローマでは、2月14日は全ての神々の女王であり、結婚生活の神でもあるユーノーをお祭りする日で、女性は自分の名前を書いた札を桶の中に入れ、翌日の15日、男性はその中から札を1枚引き、15日から始まるお祭りの間パートナーとして一緒にいる、と言う決まりになっており、そのまま恋に落ちるカップルも多かったとか。
ところがそれで相手が見つかってしまうと遠征に出る兵士の士気が下がる、と言う事で、なんとローマ皇帝が兵士の婚姻を禁止してしまったのだそうです。
これに異を唱えたのがキリスト教のヴァレンタイン司祭で、命令に反して内緒で兵士達の結婚式を執り行ったため、2月14日に処刑されてしまったとのこと・・
と言うことで後々恋人達の守護聖人として信仰されたそうです。
(ただ、色々と不確かなところがある、と言う事で、現在ではもう正式なキリスト教の聖典暦からは外されたようですが)
後に、この日に恋人達が相手にカードや花束を贈って愛を確かめ合う日となったのですが、何故か日本では女性が男性にチョコレートを贈る日、になったようです。
お祭り好きの日本人、そう言うイベントにめざとい業界人のなせる技、でしょうか。(笑)
元々は本命チョコしかなかったのが、義理チョコ、友チョコ、自分チョコ・・と多岐に渡り、一大産業を作り出した、と言う気がします。
それでも、堂々と告白しやすい日、があることで救われた人達も今まで数多くいたのではないかと思います。
それに日本では気候のせいでチョコレートは秋から春にかけてしか安心して流通させられない・・ので、この時期はとてもチョコレートが売りやすい、と言う事もあったのではないかと思います。
いずれにせよ、美味しいものを食べられる、と言うのは幸せな事。
贈った方も贈られた方も、そして日ごろの自分の頑張りに対するご褒美に、思い思い美味しいチョコを食べる時期があっても良いと思います。
今日はちょっとお天気が悪いですが、先週の暖かさで梅がかなりほころんできました。
今週はまた寒くなるそうですが、確実に春は近づいてきています。
皆様にとって良い1週間になりますように。