2021/02/04 17:33
水出しコーヒーは別名ダッチコーヒー(Dutch Coffee = オランダのコーヒー)と言います。
お湯(hot water)で抽出するのに対してお水(cold water)で抽出するので、コールドブリュー(cold brew = 低温抽出)とも言います。
なぜダッチコーヒーと言うのでしょう?
実はインドネシアは昔オランダ領だったころがありコーヒーの栽培が始まったのですが、当時インドネシアで栽培されているコーヒー豆の品種(ロブスタ種)は苦みやえぐみが強く、熱湯で抽出するとそれがそのまま出てしまって飲みにくい味だったようです。
そのため、水で時間を掛けて抽出する方法を見つけ出したとか。
長い時間を掛けて(3-8時間)、低温で抽出するメリットって何でしょう?
1.酸化しにくい:コーヒーの油分が溶け出しにくいから
2.酸味が出にくい:その日に飲みきれなくても<冷蔵庫で>2-3日は置いておける
3.苦みが出にくい:コーヒーの苦み成分であるカフェインやタンニンが溶け出しにくいから
と言う訳で、マイルドなコーヒーが出来上がります。
つまり、カフェインレスとは言えませんが、カフェイン控えめのコーヒーが出来てしまうのです。
たくさんコーヒーを飲まれる方には良いかも?
って、水出しコーヒーって夏のものじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
水出しコーヒーを温めて飲むことも可能です。
事務所では、1.5L程の大きなグラスボトルに作り置きしていますが、ふと思いついてこんな事をしてみました。

そうです。Drury社のアラビカ・コーヒーバッグをマイボトルに入れてミネラルウォーターを注いでみたのです。
冷蔵庫に入れること3時間・・・
そろそろっと味見をしてみますと、とてもさっぱりした味わいですし、何しろ・・・とても簡単!
コーヒーバッグを2袋、500mlのボトルに入れるだけです!
(濃さは好みがあるので入れるコーヒーバッグの数はお手持ちのボトルに合わせてお好みで入れて下さい)
そして、後始末もとても簡単です。
なんせ、コーヒーバッグですからスプーンで取り出して、ハイ終わり。
洗い物も簡単です。
水出しコーヒーボトルのような大きなものだと、挽いたコーヒー、抽出した後の始末が面倒なことありませんか?
>私は広げて乾かしてコーヒーフィルターに詰めてあちこちに脱臭剤としておいてます
小さいボトルには、お茶パックを利用して作られている方もおられるかと思いますが、コーヒーの粉がお茶パックの隙間から抽出したコーヒーの中に落ちて、何だかなぁ・・と思われることはありませんか?
でも、コーヒーバッグならそう言う事は一切ありません。
取りだした後、そのまま小さな器に入れて冷蔵庫の隅に置いておけば消臭剤になります。
テレワークでも出勤されるときでも、マイボトルに水出しコーヒー、1袋100円しますが、ボトルに2袋入れても200円。
自家焙煎の豆を使った水出しコーヒー500mlが200円で飲めるとなると・・・いかがでしょう?
もし大袋入りのご要望があれば、作ります。
是非contact欄でお知らせください。
お待ちしております。